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なんか色々自由にやってる創作らくがき場です。
【第四章】魔女の棲む家





3人は花と緑に囲まれた街、クルシスに到着する。
そこで彼等は、街の外れに不思議な力を使う魔女が居るという噂を耳にする。
ラムダの呪いを解く手掛かりを期待し、セリアはまだ事情を知らないフレイアを連れ
3人でその家を訪れた。


街の者達から聞いた場所に向かうと、屋根や壁の一面を根や蔦に覆われた
不気味な外観の小さな家を発見する。
3人は蔦で塞がれた家の入口を何とか探し出し、薄暗い家の中へと足を踏み入れた。

家には一見誰も居ないようだったが、部屋の片隅で怯えながらこちらを伺う少女を発見する。
幼い彼女は何も語ろうとはしなかったが、日を跨ぎ何度か家を訪れるうちに徐々に心を開き
自らの名をフローネと
そして植物を操る横笛を所持しており、周囲から迫害されていることを語った。


彼女に何の恐怖も抱かなかったセリアは
フローネを自分達の旅に誘う事をラムダとフレイアに提案する。
同じような境遇であるフローネが気になったラムダは
フレイアを含め、自分の呪いを彼女に打ち明けた上で旅に同行することを条件とした。



後日、3人の見守る中、街外れのフローネの庭で、ラムダはひとり気を集中させる。

眼を瞑り
深く息を吐き
握りしめた拳を開くと同時に、眼を見開く。

すると、今度は冷気が立ち込め、辺り一面の植物を一瞬にして凍らせた。
力を使うのはセリアに初めて会った時以来だったが
不思議と自分のイメージした現象を自由に発動できるようになっているのを感じた。


初めて彼の力を目の当たりにしたフレイアとフローネは、言葉を失っていた。
しかし、彼を恐怖の対象として見ることはしなかった。
フレイアは変わり者だが心強いと、優しい笑みを浮かべ呟く。
そしてフローネは家へ駆け込み、古ぼけた笛を持ってラムダの元へ駆け寄り音を奏でた。
すると植物達の氷が溶け、みるみる緑を取り戻し辺り一面に花が咲き乱れたのであった。



フローネは、孤独から逃れる為に彼等の旅に同行する。
旅の目的は彼等と共に見つけていくことを心に決め、生まれ故郷の街を後にした。





********************************************





フローネは街のはずれで薬屋さんを一人で営む普通の人間です。
一緒に住んでたおばあさんはちょっと前に亡くなってしまいました。

その後、森の中の草むらで不思議な笛を拾って吹いてみたところ
家じゅうの薬草が壁や窓を突き破って不気味なほどに大きく成長し
彼女の家は一瞬にしてお化け屋敷のような外観になっちゃったんですね。

それで街の人たちは彼女を「魔女の産まれ変わり」として遠ざけてきたのでした

それがここ数年のおはなし










第四章終盤

ひとりじゃないから 一緒に歩んでいこう
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