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なんか色々自由にやってる創作らくがき場です。
【第一章】成人の儀




森林の中に存在する集落、アローマス。

大昔に発生した大規模な竜巻により肉親を失った人々が集い、次第に小さな集落となった地である。
村人は皆、狩りや収穫などで自給自足の生活を送っている。

古の竜巻を発生させたのは遥か昔に存在したと噂される自然を操る生物『タグリス』の所用だとされ
人々は魔除けの紋様が施された服や装飾品を身につけている。
村の外にはタグリスが蔓延るといわれ、女子供は村外に出る事は出来ない。
男は15歳になると『成人の儀』を受け、狩りなどを目的に村外に出る事を許される。


この地に暮らす一人の少年がいた。
その少年、ラムダは、村の中でも一番の狩猟の腕を持ち
特に弓の腕においては大人でも右に出る者は居なかった。
14歳の彼はもうじき成人の儀を迎えることになっており
本人は勿論、集落に暮らす人々皆が彼の儀式を心待ちにしていた。



そして、儀式の日。
村に住む少年達が次々と身体に魔除けの紋章を刻み、『成人の儀』を終えていく。
やがてラムダが儀式を受ける番となった。

目を瞑り、彼の身体に紋様が刻まれようとした時
ふいに彼の周囲に冷たい風が吹き始める。
その様子を人々は特に気に留めていなかったが
彼の周りに吹く風は渦を巻きながら次第に大きくなってゆく。

そして瞬く間に
空気は淀み
周囲の木々は薙ぎ倒され
古に伝えられるような、恐ろしく巨大な竜巻へと発展した。
人々は悲鳴を上げ、恐怖に慄き逃げ惑う。
しかし無情にも巨大な竜巻は轟音と共に周囲の物や人々を次々と飲み込み
空へと吸い上げていった。



事態は一瞬の惨事であった。



周囲の建物は吹き飛び、死傷した村人がそこら中に横たわるなど
遺された光景は大惨事そのものであった。

人々は多かれ少なかれ負傷していたのだが
不思議とラムダだけが全くの無傷で呆然とその場に立ち尽くしていた。



この日よりラムダは「魔物のタグリスに呪われた」とされ
生き残った住人より激しい迫害を受けるようになる。
今まで彼と笑顔で接した人々も目を逸らし
未知の存在に怯え「彼に巣食う呪い」に対して罵声を浴びせる。
そして時には鋭利な刃物や水の入った樽、火の付いた棍棒などを魔除けとして彼に投げつけた。
それでも彼の身体に異変は見られず、次第に迫害はエスカレートしていく。

そして最終的には「自ら徐念方を見つけるように」という面目で彼は一人村から追放された。



こうして彼は成人前の14歳で、身体に魔除けの紋様を刻むことなく集落を発つこととなる。
それは外に蔓延る魔物を恐れる住人達にとって、死にも等しい行為であった。
人々に焼かれた長く艶のあった髪を短くし、彼は住み慣れた地を独り離れる。



これが、すべての物語の始まり。





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成人の儀の前 プロローグ的な
(大分前に描いたので絵が古い)











このあと、女性二人が迎えてくれるシーンが来るはずなんだ…
みつあみの女の子コーデリアと、その母親です
ラムダはこの集落で女性二人と、三人暮らしでした




コーデリアとは結構良い中だったので何もなければ多分将来良い感じになってた…はず




そして、竜巻事件のあと





ヒロくんは上の漫画でよくしゃべってる方です
ちなみにもう一人の短髪の男の子(アオイくん)は竜巻事件で命を落とします

ヒロくんも一瞬のうちに二人の親友を失って
自分も将来の道を閉ざされて
それでもまだ何とか救いの余地がある親友のラムダを必死に守ろうと、助けようと
必死に叫ぶけど


みんな「悪魔の呪い」には罵声を浴びせたり、物を投げつけたりするけど
「ラムダ」には話しかけてくれないんです



みんなそれぞれ辛いんです
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